SNSを通じて様々な病名に触れる機会が多くなってきた昨今ですが、突発性難聴もその一つではないでしょうか。
最近では著名人の方、特に歌手の方が多いような印象です。それもそのはず。耳の奥(内耳)で起こる病気だからです。常に大きい音量にさらされているわけですから、それだけでも多少なりともリスクはあるのに加えて、多大なストレスや不規則な生活を続けていたりすれば、それらの要因が重なり、内耳に何らかの支障が出てしまう、ということは容易に考えられます。
もちろん原因は'大音量・騒音'だけではありません。
多かれ少なかれ、皆さん心当たりがありますよね。結局のところ、原因はよくわかっていないのです。ですがそれらが複合的に重なるとある日突然発症してしまうのがこの突発性難聴の怖さ。
当の私も今から20数年前の10代後半にこの病になりました。その症状はある日、何の前触れもなくやってきました。
突発性難聴は何の前触れもなくやってきます。高2のある朝、いつものように学校に行く為の準備をしていると右耳に違和感を感じました。それは何か詰まっているような、圧がかかっているような、奥でザーザー鳴っていて気持ち悪いなと思いつつも登校しました。
幸いその日は午前中で学校が終わったのですが、帰りの掃除の時間では何かこれはおかしい、体が変だと認識していたので、すぐさま帰宅。リビングのソファに横になっていたら、激しいめまいと嘔吐が襲ってきました。

めまいと言っても頭がぐるぐると回転していて、目も開けられない状態、立とうとしても立てないので、母親にSOSの連絡をしましたが、母は働いていたのですぐに帰宅できるはずがなく、それまでの数時間は本当に地獄でした。
母が帰宅したのが17時過ぎ。近くの比較的大きい病院に行きましたが、時間外ということで診察を受けられず、次はめまいという事で、近所の耳鼻科へ。ここの先生が病名を当ててくれていれば、私のこの後遺症の耳鳴りもなかったのではないかと思っています。
病状を私が説明しても'突発性難聴'や'メニエール病'というワードは出てこず、断片的な記憶ですが、やんわりと診察は終わりました。
次に向かったのが入院施設が一応整っていたとある個人病院。ここで1週間入院をしましたが、結論から言うとここでも突発性難聴という診断までに至らず、信じられませんが'拒食症気味'という意味不明な病名を下され、ひたすら点滴をうっていた7日間でしたが、さすがに何かおかしいと母も私も気付き、一番初めに行った病院へ再度受診をして初めて、突発性難聴という病名に辿り着いたという経緯。
すでに8日が経過していました。たらればの話になりますが、この2つの医院、どちらかで病名がわかっていたら後遺症は残らなかったかもしれない。なぜなら突発性難聴も含め、耳の不調が突然現れたら、すぐに診察、すぐに治療が鉄則だからです。それが後遺症の有無の明暗を分ける、いわば時間との勝負ということになります。
当時受けた治療方法を次の記事で書いています。